日時 | 2017年6月17日13時30分 |
講義題目 | 121 金融工学とデリバティブ取引の発展について振り返る |
講師 | 赤松由隆 |
講義概要 |
かつて日本や英国でデリバティブ取引の実務に従事し、国際スワップ・デリバティブ協会の 理事として草創期に対当局交渉や新種取引に従事した体験に基づき、デリバティブ取引がどのように 発展して来たか、またデリバティブ取引による巨額損失が金融機関を取り巻くリスクマネジメントの 発展とどのような関係を持っていたかについてお話ししたいと思います。 |
備考 | |
講師紹介 |
元三菱銀行(現三菱東京UFJ銀行)勤務。同銀行で証券業務やデリバティブ取引に 従事、1994年から1997年まで、ニューヨークに本部を置く、国際スワップ・ デリバティブ協会(ISDA)の理事を務める。また同行退職時点では、総合リスク 管理室長としてBISの自己資本規制やストレス・テストに基づく市場取引や貸出取引 或いは銀行の持ち合い株式が有する市場リスクを統合したリスク管理に従事。 デリバティブ取引の草創期に発生したいろいろな出来事、当時の会計上の問題、 法律上の問題、デリバティブが賭博罪に該当するか否かの神学的論争に触れ、 デリバティブ取引がどうのように金融機関のリスクマネジメントを発展させたか についてその草創期に戻ってお話します。 |