2016年11月19日(土)

日時 2016年11月19日13時30分
 講義題目 061 生き物にはなぜ寿命があるのか?
講師 東京工業大学情報理工学院教授 小長谷明彦
講義概要

古代ギリシャの哲学者であるアリストテレスが述べた説話の一つに、「全ての人は死すべきものである。」、「ソクラテスは人である。」、「ゆえに、ソクラテスは死ぬ。」という3段論法がある。では、何故、人は死ぬのか。その秘密はゲノムに書かれている。ゲノムとは、DNAに刻まれた一つの生命体が持つ一揃いの遺伝子情報を意味する。近年、ゲノム科学の進展により、生命の秘密が分子レベルで解明されはじめた。この講義では、誰もがわかるように、できるだけ平易な言葉で生物の秘密に迫ります。

備考  
講師紹介

東京工業大学情報理工学院教授。博士(工学)、国立情報学研究所客員教授。

日本電気株式会社、北陸先端科学技術大学院大学、理化学研究所ゲノム科学総合

研究センターを経て現職。コンピュータとゲノムに深い造詣を持 つ。著書に

「遺伝子とコンピュータ(共立出版)」「バイオ情報学(コロナ社)」。